2018.08.20
わっふる講演会
8月18日(土)
熊本県と熊本市が連携して開催される発達障害の講演会を、わっふるが担当して行いました。
テーマは「発達障害の家族支援~父親としての関わり~」
自閉症児・者の家庭における主な支援者は母親であるケースが多いのですが、父親としてはどう関わったらいいのか(どう関わってきたのか)を、九州各県の自閉症協会の会長・副会長さんから、実体験をもとにお話しいただくという企画でした。
会場には150人を超える聴講者がいらっしゃいましたが、特に子育て中の若いお父さんお母さんたちが多くお見えでした。
自閉症の子どもさんと一緒に聞けるよう、出入り口に近いところに親子席を設けたり、それでも会場に入るのが難しい方のために別室を準備したり、講演内容が文字で分かるように要約筆記でリアルタイムに映し出すなど、私たちもできるだけの配慮をしてお迎えしました。
登壇したお父さんたち(自閉症協会の)は、若い親御さんたちへの熱い思いから、当事者でないと話せないような本音の心情を赤裸々に語っておられました。
「診断を受けた時、この子が大きくなったら、疎ましく思うようになって、厄介者扱いするようにになると思った。」
「自閉症は文化と捉えて、異文化の人との交渉と考える。」
「障がい者の子と、健常者の子が同じ要求をしてきてどちらか選ばないといけない時は、健常者の方を優先してほしい。」
など印象的でした。
最後は、とにかくひとりで悩まないで同じ仲間といろいろ話せる機会を持ってほしいと、親たちの集まりを紹介されました。
熊本県では、お父さんたちが一杯やりながら交流をする「おやじの会」、お母さんたちの茶話会「あんだんて」があるそうです。
(以下、熊本県自閉症協会のホームページより転載です)
<おやじの会>
おやじの会は、会員の父親を中心に、毎月、第三土曜日に若いおやじから、そうでないおやじでまで、時に笑い、時にうなずき、わいわいやっております。
どうぞお気軽に参加ください。
開催:毎月、第三土曜日 午後7時位から 場所:水前寺の「山の庄」
熊本市水前寺1丁目31-3 TEL096-381-9177<あ・ん・だ・ん・て>
何か話したいことありませんか?
自閉症児・者の親さんで集まる広場です。
第3木曜(熊本県障害者福祉センター)と第2水曜(ウェルパルくまもと)に開催しています。
診断を受けていてもいなくても、どなたでも、何かの思いを吐き出せる場所です。
愚痴でも疑問でも何でもOK。気軽に話してホッとする場所にしたいと、そんな思いから始まりました。
お気軽にご参加ください!